2009年12月12日土曜日

サーマクールは、適切な施術回数を選ぶことが必要です

サーマクールだけではなく、どんな治療法を行っても、合併症や副作用などのリスクはあります。サーマクールの施術後に生じやすい問題としては、「皮膚が赤くなる」ということがあります。一般的な火傷とはことなり、「ほんのりと赤みが差す」とい状態になる人がいます。これはメイクでカバーできる程度のことが多いようです。また、施術部位が腫れた感じがする、という人もいます。なんとなく「ジンジン」とした感じが、数日から1週間程度、続いてしまうというケースもあるようです。これは、熱によってコラーゲン変性が起こっていることの証でもありますので、できる限りそのまま放置するのがよいのですが、どうしても耐えられないなら、アイスノンなどを用いて冷やすという方法もあります。ごく稀なケースのようですが、水ぶくれが起こったり、色素沈着が起こったりした、という報告があるようです。これらの問題とは別に「通常の施術方法では、効果が満足に得られない」として、高すぎる出力でサーマクールを照射した場合や、施術の間隔をあけずに追い打ちをした場合なども問題が起こることがあります。皮膚が引き締められすぎて、陥没したようになったり、吊り上げられたようになったり、する可能性があります。適切な施術回数を選ぶことが必要です。医師も「患者のいいなり」になってくれる人がいいとは限らず、時には「照射しすぎだから」と諭してくれる人のほうが、いい場合もあるのです。